先日の台風18号がもたらした大雨。。。
茨城県鬼怒川の決壊は大きな被害をもたらしました。
このような河川の決壊による被害。。。
火災保険では、何処まで補償してもらえるのでしょうか?
火災保険で水災は補償されるの?
従来の火災保険ですと、水災が補償されるのものは
住宅総合保険・店舗総合保険があげられます。
住宅火災保険と普通火災保険では水災が補償されません。
水災とは、おもに「洪水」を考えがちですが、火災保険の補償範囲でいう水災は
「台風や暴風雨などが原因で起こる損害」を指します。
ですから大雨による河川の氾濫はもちろん、高潮や雨が原因の土砂崩れ(崖崩れ・地滑り・土石流を含む)の
被害も補償されます。
支払い基準は?
まずは、水災で保険金支払の対象となるには、次の要件が必要となります。
損害割合が30%以上かつ床上浸水または、地盤面より45㎝を超える浸水であること。
ここでチェック!
水災の補償額は保険金額の7割までに抑えられている場合が多い!
水災の補償は、補償の支払基準が下記のとおり細かく定められています。
床上浸水した場合で再調達価格の15%未満の損害 → 保険金額の5%(1事故につき上限100万円)
床上浸水した場合で再調達価格の15%以上30%未満の場合 → 保険金額の15%(1事故につき上限300万円限度)
床上浸水した場合で再調達価格の30%以上の損害 → 保険金額の70%を限度とした損害額を補償
注意すべきポイントは?(店舗総合保険に加入されている場合)
水災の支払で注意すべきポイントが、もうひとつあります!
火災保険の保険目的(保険の対象)は大きく分けて4種類あります。
「建物」「家財」「設備什器」「商品製品」の4種類です。
ここで注意すべきポイントは「設備什器」と「商品製品」を保険目的として
契約されている場合です。
水災事故の場合、「設備什器」と「商品製品」の補償は
1事故1敷地内限度額が100万円となっていることです。
つまり、いくら高額な保険契約であっても水災事故であれば、100万円しか
保険金支払いされないということです。
いかがでしょうか?火災保険で補償される水災には細かな支払い要件や
支払い条件があり、とても複雑で分かりにくい内容となっています。
損保ジャパン日本興亜の個人用火災総合保険と企業総合補償保険では
水災により被った実損害額が補償されますので、安心いただける内容となっています。
火災保険にご契約される際、水災補償を外すとかなり保険料をお安くすることが出来ますが
「安かろう・悪かろう」では、保険に加入している意味がありません。
今一度、ご自身の契約内容を見直されることをお勧めいたします。
ご不明な点がありましたらお気軽に、みらいふまでお問い合わせくださいませ。