本日、愛知県に上陸した台風18号。
台風と秋雨前線の影響で東海地方や関東甲信を中心に大雨をもたらした結果、
静岡・愛知・東京など5府県で転倒により2人が重傷、10人が軽傷を負いました。
8日から9日にかけて発令された避難指示は静岡県と三重県で最大8万7760人、
避難勧告は関東、東海地方の8都県で最大約152万に及びました。
台風による自然災害は地震災害とは異なり、天気予報等で、ある程度の勢力や進路、強さなどを
あらかじめ知ることが出来る災害です。
つまり、事前にしっかりとしっかりとした台風情報を知ることで、
対策をたてることができ、被害を最小限に抑えることが出来ると考えられます。
今日は、台風の前の防災対策をご紹介させていただきます。
事前準備で被害を最小限に!
①強風対策
→ 台風に強い風はつきもの。屋外にあるプランターやゴミ箱などが、強風で吹き飛ばされないよう
屋外に設置してある物は屋内へ避難させるか、ロープやネットを使ってしっかりと固定。
また、窓ガラスが割れる事のないよう、雨戸やシャッターもお忘れなく。雨戸やシャッターがない場合は
内側からガムテープなどで×印や格子状に貼りることで、割れたガラスの飛散を未然に防ぐことが出来ます。
②豪雨対策
→ 自宅周りの排水溝や側溝などがある場合は、掃除を行うことで水はけをよくする事が出来ます。
家屋浸水に備え、自宅内の家財を高い場所へ避難させる。
また、大雨は土砂崩れや崖崩れの危険性がある場所、氾濫の危険性がある河川などには、
決して近づかないようにしましょう。
非常用の持ち出し袋にはどんな物を準備すれば?
大雨により、ガス・電力・水道などのライフラインが停止した場合のことを考えて、
以下のような物を非常用の持ち出し袋で準備しておきます。
・保存水 ・非常食(火を通す必要のないもの) ・懐中電灯 ・乾電池 ・ろうそく ・マッチやライター
・軍手 ・靴下 ・タオル ・ティッシュ ・ガムテープ ・ポリ袋 ・防寒対策のブランケット
・レインコート ・万能ナイフ ・ハサミ ・救急絆創膏 ・ガーゼ ・常備薬 など
*保存水や非常食、乾電池や薬など、消費期限や使用期限のあるものについては
期限をチェックして入れ替えることをお忘れなく!
避難指示が出た場合に備えて
台風が来る前に、自分が住む地域で指定されている避難場所を確認しておきます。
避難場所の確認方法
<例> 京都市右京区の避難場所を調べる場合
→ インターネットで「京都市右京区 避難場所」と検索すると京都市右京区の避難場所が簡単に調べられます。
避難のために家を出る場合、電気・ガス・水道などを止めたか確認し、戸締りをお忘れなく!
「避難勧告」と「避難指示」は何が違うの?
避難勧告は避難を促すもの、避難指示は避難勧告よりも、より強く非難を願うものです。
どちらも強制ではありませんが、著しい危険が迫っている場合に出されるものなので
発令された場合は速やかに支持に従うようにしましょう。
台風被害はあらかじめ予測することが出来ますので、ちょっとした準備で
被害を最小限に抑えることが可能です。
台風シーズン到来、今一度ご自身で事前準備チェックされてみてはいかがですか?