ここ数年、「異常気象」とか「観測史上最大級の・・」という言葉をよく耳にします。
先日の台風11号では時速15~20キロという超スローな速度であったため
大雨による被害が多く見受けられました。
自然災害というと建物の被害を想定しがちですが、
冠水による車両水没など、マイカーの被害も多く発生しています。
車両保険に加入していないと、このようなマイカー被害は補償されません。
今日は車両保険のお話です。
車両保険って本当に必要?
冒頭でも申し上げた通り、車両保険というのは衝突事故に限らず
最近多発している台風や大雨・大雪などにより被害が発生した場合でも補償されます。
特に近年は自然災害が増加してきており、この半世紀で発生件数は約3倍になっているそうです。
大雪により車庫の屋根が倒壊し車が下敷きになて破損したり、
車が冠水して故障したりなどの損害が増えています。
「自分は事故を起こさないから車両保険は要らない」と思っていても
自然災害は避けられそうにないですね。
また、最近はハイブリッド車や衝突安全防止装置などの機能が進化するにつれて
修理代が高額化してきています。今までは、バンパーをぶつけた場合、バンパーだけの
修理代で済みましたが、最近の車両にはセンサーやバックカメラが付いていて
修理代が高くなっています。
参考データですが、自動車保険に加入されている方の約6割の方が車両保険に加入されており
車両保険に加入されている方の10人に1人の方が車両保険を利用されています。
自動車保険等級制度改正により自動車保険が使いにくくなりましたが、
車両修理費の平均は約20万円、結構な負担になるのも事実です。
少しご負担をおかけしますが、やはり車両保険を付帯されることをお勧めいたします。
割安な負担で車両保険を付帯する方法!
車両保険は、大きく分けて2種類あります。
当て逃げや単独での事故によるお車の損害も対象に含めた「一般条件」と呼ばれる車両保険は
一番補償範囲が広く付帯されると、それなりに保険料もアップ致します。
もう一つは「車対車・限定危険」と呼ばれる車両保険です。
当て逃げ・単独事故は対象外となりますが、
自然災害による損害や他車との衝突・車両盗難・いたずら損害などを対象としており
「一般条件」より随分保険料がお安くなります。
また、比較的高額な修理に的を絞って、リーズナブルに補償を付帯したいという方には
事故の際の自己負担額を設定することで、さらに追加保険料を抑えることもできます。
一般的には修理代が10万円以下であれば、翌年保険料の値上がりを考慮すると
保険請求されない方が得策です。
ですから、敢えて自己負担額設定をする事で、保険料負担を少なくして
車両保険を付帯する方法は有効かもしれませんね。
車両保険を付帯されていない方は、「車対車・限定危険」の車両保険を
自己負担額を設定して付帯を検討されてみてはいかがですか?
思っていたよりも、少ない負担で車両保険を付帯出来るかもしれませんよ。